防災の日に向けた備蓄パッケージに関する技術解説コラムです。農林水産省なども推奨する非常食の備蓄において、長期間の保存を可能にする包装技術の秘密を解説します。当社の企業情報については会社概要をご覧ください。
9月1日は防災の日です。そのため、スーパー等で備蓄品コーナーをよく見かけます。
非常食や保存水は、5年や7年という驚異的な賞味期限を持っています。
中身に防腐剤が大量に入っているわけではありません。実はパッケージに秘密があります。
今回は、包装資材のプロの目線から備蓄パッケージの裏側を分かりやすく解説します。
食品が腐る最大の原因は「酸化」と「光」です。これを防ぐため、備蓄パッケージには複数のフィルムとアルミ箔を貼り合わせた「アルミラミネートフィルム」が使われます。これにより、酸素や水蒸気を100%シャットアウトします。さらに、紫外線などの光も完全に遮ります。結果として、中身の食品を劣化から長期間守り抜くことができます。
頑丈な袋を使っても、袋を閉じる時にわずかな空気が入ってしまいます。そこで活躍するのが「脱酸素剤」です。この小さな袋が、密閉された備蓄パッケージ内の酸素を吸収し尽くします。そのため、袋の中はカビや虫が生きられない「無酸素状態」になります。したがって、防腐剤を使わなくても食品が長持ちする安全な仕組みが完成します。
長期保存するためには、袋の接着(シール)強度が絶対に必要です。しかし、いざ災害が起きた時に「ハサミがないと開かない袋」では困ります。そこで、手で簡単に真っ直ぐ切れる「イージーオープン加工」などが施されています。つまり、保管中の「破れない頑丈さ」と、使用時の「開けやすさ」という矛盾する機能を両立させているのです。
私たちサンスイパックも、こうした社会を支えるパッケージ技術をご提案しています。
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