連日報道される医薬品の供給不足問題と、それに伴うパッケージ変更に関する技術解説コラムです。厚生労働省も対策を急ぐ中、医薬品の安定供給を支える包装資材のスピード開発について解説します。当社の企業情報については会社概要をご覧ください。
現在、咳止め薬やジェネリック医薬品を中心とした「薬の供給不足・出荷調整」が深刻な社会問題となっています。
各製薬メーカーは、患者様へ薬を届けるために昼夜を問わず代替生産や増産に追われています。
実は、この増産体制において大きな壁となるのが「包装資材(パッケージ)」の切り替えです。
今回は、社会課題に立ち向かうパッケージ開発の「スピード」の重要性について解説します。
特定の薬が不足し、別の工場ラインや代替品での生産を決断したとします。しかし、中身の薬だけを作れば出荷できるわけではありません。それに合わせた新しい寸法のPTPシートや、記載内容を変更したアルミ箔、添付文書など「パッケージ変更」が必ずセットで発生します。
資材の調達や版の作り直しが間に合わず、中身はできているのに出荷が遅れる……というケースが、現在の混乱した現場では少なくありません。
通常、新しいパッケージを採用する際は、図面の作成から始まり、金型の作製、テスト成形、安定性試験など、数ヶ月の期間を要します。しかし供給不足の非常事態下では、このリードタイムの短縮が至上命題です。
いかに早く実物サンプルを作り、極小文字の視認性やシール強度を確認して量産ラインに乗せられるか。この「立ち上げスピード」こそが、社会へいち早く薬を届けるカギとなります。
サンスイパックでは、この課題に応えるため自社内に「Creative Lab.(包装試作スタジオ)」を完備しています。3D CADによるモデリングや、真空成形機を用いた簡易サンプルの作製を自社内でスピーディに行います。
外部委託によるタイムラグをなくし、仕様決定から本生産への移行をシームレスに繋ぐことで、製薬メーカー様の「一刻も早く市場へ供給したい」という想いを強力にバックアップしています。
私たちサンスイパックは、医療現場の危機をパッケージ技術で支えます。
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